課題:
子供たちの「第二の家庭」として心の教育に力を入れる社会福祉法人ナガタナガサキ。ネイティブの発音・ヒアリングを育む英語教育や、調理実習をベースとした食育カリキュラム、エイサー(沖縄民謡)を取り入れた音楽教育、アートスクールなど、多彩な学びの環境を提供する認定こども園、放課後アフタースクールを運営しています。常に、働く保護者のために何ができるかを第一に考えています。
運営管理においては、ICTを活用した業務の効率化、セキュリティの強化に力を入れています。Keycafeの導入は、保育士のシフト間(遅番・早番)の鍵の受け渡しの負荷軽減と、車両や防犯警備ロックキーなど貴重品の使用者の権限を明確にして履歴を管理することが目的でした。
Keycafe導入:
Keycafeには園内の建物・園庭の鍵はもちろん、全ての貴重品の鍵が登録されています。鍵へのアクセス権は、職員の職種・職務レベルごとに制限されています。例えば車両の鍵であれば、業務上運転を行う職員のみがアクセス権を持っています。Keycafeで鍵へのアクセスを制限し、利用履歴のログを取ることで、セキュリティ面を強化することができました。
職員はiPadにダウンロードしたKeycafeアプリを使って、鍵の受け取り・返却操作をします。アプリでの操作であれば、ボタン1つで鍵キャビネットを開くことができて、アクセスコードの入力などが不要なため、業務で忙しい際にもスピーディーに鍵を取り出し・返却できます。鍵の使用履歴は逐次共有され、どの鍵が使用中なのか、管理画面から一覧で確認することもできます。
すみれ保育園で使用している各種システムの通知はSlackに統合しており、Keycafeの通知もAPIを利用してSlackと連携させています。リアルタイムで情報共有ができ、使用履歴も検索できるため、貴重品の紛失されることがなくなりました。
成果:
リアルタイムで使用履歴が共有されることから、貴重品や鍵の利用に対して、職員の責任感が増したことも、Keycafe導入のメリットだったと感じています。また、退職・採用の際に、鍵や貴重品へのアクセス権限の引き継ぎ・管理がスムーズになったことも、嬉しい点です。全体的に、より管理の行き届いた業務が行えるようになりました。
職種・職務レベルごとにアクセス権限が設定されていることから、車両や貴重品の使用、園内各エリアへの出入りに関しても、不正利用は防止されています。Keycafeを導入した結果、園児や保護者に対しても、より安全・安心なサービスを提供できるようになりました。
理事長の桃尾様からは、「運営の効率化と、セキュリティ面の強化を同時に果たすことができて、嬉しく思っています。」とコメントをいただいています。